リュウド株式会社は、特定小型原付に対応した電動3輪型の新モデルRE001を自社ブランドのREUDOから発売開始しました。
リュウド株式会社は、様々な商品を扱っておられる会社ですが、電動三輪車も複数取り扱っておられ、今回が初の特定小型原付 三輪車となっています。
画像・文章引用元:RE001 – (リュウド株式会社公式サイト)より
モデル仕様
今回のRE001というモデルは中国のBOJI (博技)というメーカーが製造しているモデルとなり、それをリュウド株式会社が輸入し、総販売元として日本国内に展開されておられます。
そのため車体には、メーカーである「博技」の文字が複数箇所に入っています。
見た目的な事も含め、特定小型原付の可能性を感じる仕様がいたるところに含まれています。
そのあたりも含め、主なパーツなどから説明していきます。
パワー・バッテリー
電動定格出力は600Wと特定小型原付で使うことができる規格内の最大パワーを採用しています。更にバッテリーは、48V 32Ahという高い電圧と非常に大きな容量を備えており、鉛蓄電池ということもありバッテリーだけで36kgという大型バッテリーを積み込んでいます。
車体重量だけでバッテリー込み129kgでありながら、1回の充電で航続走行距離は60kmになります。このあたりは、大型バッテリーのおかげですね。また交換バッテリーは、オプションで販売しておられます。
足回り
タイヤは、3輪とも同径サイズで12インチ。いずれも空気式タイヤです。サスペンションは公表されていませんが、見る限りフロントには付いていそうです。
ブレーキは、前輪はちょっと情報を持ち合わせていませんが、トラムレバー式ということになっています。ハンドル左のレバーでブレーキ操作します。後輪はドラム式ブレーキなのですが、右足での足踏式ドラム式ブレーキとなっています。また右側のサドルシート横には、パーキングブレーキが備わっており、引き上げ下げのレバー式です。
ボディ・機能
サドルシートの後ろ側は、55cmX60cmの荷台(キャリア)が用意されており、最後部には扉(ゲート)が備わっており荷物の出し入れが便利になります。またその荷台部分は何かしらのロックを外すことでトラックの荷台が斜めに持ち上がるような感じで、後方へ動いて開くようにもなっています。キャリアには最大なんと100kgの荷物などの積載が可能ですので、いろいろな物の運搬が可能です。(※特定小型原付の積載制限は30kgです。)
さらに3輪の安定を活かして、バックができるという機能があります。
その他
輸入品のため速度切り替えスイッチは、高速、中速、低速とあるが、中速と低速が同じ6km/hになるように制御されています。
後輪デフケースにギアが搭載されており、定期的にそのギアオイルの交換が必要。初回は3ヶ月、2回目以降は6ヶ月毎に推奨オイル: GL-5 85W-90を目安使用量 150mlを交換することとなっていますので、このあたりが少々手間がかかる部分かと。
街中を爽快に走る特定小型原付ではなく、安定した3輪型や荷台を活用した利用方法などを必要とされている方には最適かもしれません。業務関係、趣味関係など、幅広い展開が想像でき、特定小型原付の可能性が広がる1台かもしれません。
販売価格は、275,000円(税込)